​Q ・楽器はどのようなものを
準備したらいいでしょうか?

​A・アコースティックピアノと電子ピアノの違いとは~

​ピアノと電子ピアノの違いは何でしょうか?

​アコースティックピアノは鍵盤を押すと、鍵盤の奥にあるフェルトのハンマーがシーソーのように跳ね上がり、

鋼鉄の弦を打つことで音を出します。

​ピアノは弾き手の触れ方をそのままダイレクトに音として返してくれます。

​やさしく心を込めて弾けばその通りの音色に。乱暴に叩けば乱暴な音に。

​この時の鍵盤の触れ方、力加減によって、​ピアノの音は万華鏡のように変化します。

​ピアノは自分の心と身体で響きを作り出す芸術であり、これによって心を育て、

人間性を豊かにしていくことができる素晴らしい楽器です。

​では電子ピアノはどうのようなものでしょうか?

​電子ピアノは見かけはピアノとそっくりで、鍵盤を押すとピアノの音が出ます。

​ピアノよりもコンパクト、音量を小さくしぼれば、周囲に気兼ねなく弾けますね。

​けれども電子ピアノのその音は、じつは自分で弾いた音ではありません。

電子ピアノは、録音されたアコースティックピアノの音を本体に内蔵し、

鍵盤を押すとセンサーの働きでその音が鳴る仕組みになっています。

このため、どんな弱い指、乱暴な弾き方で弾いても、録音された通りの一定の美しい音が鳴り、

またどんなに力を込めて弾いても、あらかじめ設定された音量までしか出ないのです。

​アコースティックピアノが、自分の心と身体を使って音色を作り出すのに対し、

電子ピアノは弾き手の気持ちや身体の成長とはまったく無関係な演奏になるというわけです。

おうちでは楽にきれいに弾けるのに、教室や発表会などで本物のピアノで弾くと、とたんにうまく弾けなくなる―

これは電子ピアノでおけいこされている生徒さんに起こる、一番大きな最初のつまづきです。

​電子ピアノの値段は家電量販販店クラスからアコースティックピアノ並みのものまで大きな幅がありますが、

この音の出る仕組みはすべて同じです。

​電子ピアノとアコースティックピアノの、もう一つの決定的な違いは、弦の振動によって生まれる倍音(周波数)の有無です。

ピアノの音が生み出す周波数が脳に与える影響、知能、情緒の向上に大きな効果をもたらすことは​証明されています。

​このような根本的な構造の違いから、ピアノの本当の上達のため、心身の豊かな成長のためには、

​やはりアコースティックピアノが良いことはご理解いただけること思います。

ピアノはリニューアルのもの、​もしお母さまが子供の頃使っておられたピアノがあれば、充分使っていただけます。

楽器店で販売されているリニューアルピアノはきちんと調整済みですし、お母さまのご実家にあるピアノも、

調律など必要なメンテナンスをすれば大丈夫です。ピアノは何世代にもわたって使える楽器なのです。

​これからレッスンを始めるというのに、続くかどうかわからないし…というご不安もおありのことでしょう。

​このような場合は、レンタルピアノを扱っているピアノ工房をご紹介します。

それでも様々なご事情から、どうしても電子ピアノでのスタートになる場合は、

​上に述べました差異を充分ご理解の上、できるだけ早い時期、少なくとも3ヶ月以内での買い替えをご検討下さい。

​本物のピアノはとても高価なもの…と思われがちですが、​新品の価格の3分の1くらいのリニューアルピアノがたくさんあります。

気になる音量もアップライトピアノには弱音ペダルがついており、お部屋の外に音が漏れることはまずありません。

​音を完全に消してヘッドホンで練習できる消音機の取り付けも可能です。

ピアノレッスンは楽器選びが上達を大きく左右するお稽古事ですので、​充分検討されることをお勧めいたします。

​楽器についてのご相談は体験レッスンの時でもお受けします。

​教室では楽器店との提携やセールス、無理なおすすめなどは一切行っておりませんので、

​どうぞご遠慮なく、お気軽におたずねください。

​瀬藤麻也乃ピアノ教室

​ピアノピアノテ

Tel: 0743-52-4368