

教室だよりから
Mちゃんはレッスンを始めてまだ2ヶ月ですが、 最初はお歌で覚えた通りに弾いていたピアノが、 今ではもうリズム読みやドレミ読みでも弾けるようになってきました。 小さいけれどとても集中力があって、「先生をよーく見て!」というと、 しっかりお手本を見つめて真似してくれます。 ドレミのぬり絵をしたり、お口とおててでタンタンタン… 毎回ゆっくりゆっくり、少しずつ… この小さな積み重ねが「聴き覚えで弾く」から「 理解して弾く」につながっていきます。 大人、特に私もそうでしたが、 お母さんは小さい子供さんができることはすべて 「できて当たり前のこと」だと反射的に受け取られるようです。 大きな音符のドから、小さな音符のドを同じだと判断して読めること。 簡単なメロディの、終止感の有無を感じ取ること。 不協和音に違和感を持つこと。 指を一本ずつ送り出して、 レガートに切れ目なくフレーズが弾けること…(これはとても難しい) 「そんなことは全部当たり前のことじゃないの?—」 いいえ、ごく小さい子供たちは 相対的に物を見比べて判断することはまだできませんから、 音符やリズ