

ある日のレッスンから〜音感ってなあに?
先月はソルフェージュについてお話ししましたね。 みなさんにレッスンでやっていることの意味や目的がわかってもらえたでしょうか? そのお話の中で「音感」(音を覚える)という言葉が出てきました。 「~ちゃんは音感がいい」「音楽が上手になるには絶対音感がなければダメ」… こんな言葉をちらほら耳にしたことはありませんか? 音感というのは「聞いた音が何の音なのかすぐわかる能力」だと思われています。 特に絶対音感は「ドはドにしか聞こえない=とてもすぐれた音楽的能力・素質である」 というように世間では知られているようです。 果たして本当でしょうか? 実は音感には、6つの要素があるのです。 どれもきちんと説明すると難しいし長くなるので、 今月は来月と2回に分けて、ごくごく簡単に説明していきましょう。 まず音感とは以下の6つに分けられます。 1・絶対音感(絶対的な音そのものの高さを感じる感覚) 2・相対音感(音と音の隔たりを感じる感覚) 3・和声感(いくつかの音が重なり合って生まれる音の表情・色合いとその変化を 感じる感覚) 4・機能感(音と音の関係・音楽の起承転結