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大切な三つの柱


今教室の小さな生徒さんたちが取り組んでいる

美しい音作り・手首ふわんプロジェクト。

最近のみなさんのおけいこの状況はというと…

すばらしい!

ほぼ全員がしっかり意識しながら弾けるようになってくれています!

手首や指のフォーム、自分の音をしっかり聴く…

どれも本当によくできています♪

今日はピアノを習い始めたみなさん、

これから習おうと思ってくださっているみなさんに、

ぜひ知ってほしいことをお伝えしましょう。

それが「ピアノを弾くための大切な3つの柱」です。

1番目の柱、

それは「表現力」です。

私たちがピアノを弾きたいと思うのは、

ピアノの音色を通して自分の心を表現したいという欲求があるからです。

うれしい時にはそれが世界中の人に伝わるような明るい音色や響き、

さびしい時にはやさしく寄り添ってくれるような暖かい音色…

音色とは、私たちにとっての顔の表情です。

私たちの顔の表情は、生きている証です。

表現力とは、この生き生きとした心を伝える力です。

小さい生徒さんは、きれいな音、汚い音の違いを聴きわけること、

音の高さを動物で、強弱を気持ちでイメージすることなどを通して

自分の心とピアノはつながっているんだ、

いろんなことを表現できるんだということを

少しずつ理解していきます。

かわいい作曲も表現力のための大切な訓練です。

2番目の柱、

それは「正しい姿勢・正しい打鍵」です。

自分の気持ちを充分表してくれる音色作り、

ピアノという楽器の力を最大に引き出す弾き方、

それが「正しい姿勢と正しい打鍵」にかかっています。

リンゴやたまごを持つ手の形。しだれやなぎの手のフォーム。呼吸の仕方。

手首でふわんと力を抜いて…これらはすべて、この2番目の柱です。

3番目の柱は「楽譜を読む力」です。

「楽譜を読む力」とはリズム、音名、シャープやフラット、強弱、和音の性格…

つまりみなさんが勉強しているソルフェージュと楽典そのものです。

どんなにピアノが好きで、美しく弾きたいと思っていても、

どんなに正しい姿勢と正しい音の出し方を知っていても、

楽譜が読めなければ何も弾けません。

この3つ目の柱をしっかり立てるために、

ソルフェージュと楽典がどんなに役に立つか、

よくわかってもらえると思います。

この3つの柱のどれがフラフラしていても、

いい演奏はできません。

でも、この中で大黒柱のような存在、一番大切な柱があります。

それは「表現力」です。

正しい姿勢と打鍵、楽譜を読む力は、

この表現力にしっかりとつながっています。

小さい生徒さんたちが使っている「不思議な音の国」は、

この3つの柱を習い始めの最初から、

楽しく無理なくしっかりと身につけられる教本です。

さあ、自分の身体の動きと音色のつながりをよく考えながら、

楽しくおけいこを続けましょうね。

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